６月の発表会に向けて、選曲を進めています。

普段のレッスンではなかなか、ひとつの曲にじっくりと向き合って仕上げていくという機会がありません。発表会の曲は、３ヵ月くらいかけて仕上げていく予定にしているので、生徒さんたちの今の実力よりも少しだけレベルの高いものを選んで、普段十分にできない表現面などにも目を向けながら「こんな曲も弾けた！」という喜びを味わってもらえたらな、と思っています。

曲選びは、思いのほか時間がかかりました。４か月後にこの子はどれくらい弾けるようになっているだろう？　あの子のイメージからすると、こっちの曲ではなくてこっちの方が良いのでは？　等々、ひとりひとりの生徒さんの顔を思い浮かべながら選んでいきました。私の方から２～３曲の候補を出して生徒さんに聴いてもらって、最終的には生徒さん本人に、やりたい曲を選んでもらおうと思っています。

発表会を一緒にやる先生とも、先日曲目の打ち合わせをしました。

その先生の生徒さんは、昨年発表会で弾いた曲をいまだに弾いて楽しんでいるそうです。がんばって弾けるようになった、自慢の曲なのでしょうね。

生徒さんにとってそういう思い出の曲になるような一曲を選んでいければと思います。