2021年

3月

27日

新年度に向けて

前回のブログからだいぶ間が空いてしまいました。

 

一年間、本当にいろいろなことがありましたが、生徒さんたちは5月に予定している発表会に向けて一生懸命練習をしています。昨年のこの時期も同じように頑張って練習していたのに、直前で発表会が中止になってしまいました。

今年こそは、練習の成果が堂々と披露できますように、と祈るような気持ちです。

 

そして、年度替わりの時期を迎え、数人の生徒さんが卒業されていきました。

幼稚園生、小学生の頃から見てきた生徒さんが、中学生・高校生になって、新たな道に進んでいく姿はとても逞しく、眩しいです。これまでピアノを頑張ってきたことが、これからの人生に少しでも彩りを添えてくれたら・・・と陰ながら応援しています。

 

また、新しい生徒さんたちも数名お迎えすることになりました。

ピアノが弾けるようになりたい!と目をキラキラさせて体験レッスンにいらっしゃる姿を見ると、責任の重さに心を新たにします。

 

卒業される生徒さんたちからも、新しい生徒さんたちからも、そしてこれまでと変わらず練習に取り組む生徒さんたちからも、元気をたくさんもらう今日この頃です。

2020年

4月

21日

最近のこと

コロナウィルスの影響で、ここ数週間めまぐるしい時間を過ごしました。

 

5月に予定していた発表会は中止になってしまいました。また、レッスンもGW明けまでお休みということになりました。

 

生徒さんたちの訪れない日々はとても寂しいものですが、悲しんでばかりもいられません。できることをやろう!ということで、先週からオンラインレッスンのテストを始めています。

 

オンラインレッスン、聞いたことはあってもアナログ人間の私にできるわけない・・・と思っていたのですが、毎月勉強会でご一緒させて頂いている湘南地区の先生方が、早くから様々な取り組みをされていました。皆さん本当に熱心に勉強され、しかもその成果を情報として共有して下さり、そのおかげで何となくイメージがつかめてきました。そして特に、ご近所で仲良くして頂いているA先生!こんなことやってみました!と、企業秘密(笑)のようなことまで細かく教えて下さり、私と通信のテストもして下さってどうもありがとう!そうした皆様のおかげで、何とか生徒さんたちとのオンライレッスンテストを試すことができるようになりました。画像のように、宿題を送ってもらってコメントを入れてお返しすることもできるようになりました。2週間前の自分とは別人になった気分です!

 

5月から対面レッスンが本当に再開できるのか、状況は厳しいように感じます。オンラインレッスンでできることには限界もありますが、もし必要ならば、希望される生徒さんにはオンラインレッスンを始めていこうかと思っています。生徒さんのモチベーションや練習習慣の維持のためにも、その方が良いと思っています。

 

ただ、オンラインレッスンにはご家庭のご協力も不可欠です。ただでさえ、コロナのことで疲れ切っている保護者の方に、レッスンを続けないとダメという押し付けにならないよう気をつけないと、と自分に言い聞かせています。ピアノ講師としては、もちろん練習を続けてほしいし、できるアドバイスをしてちょっとずつでも前進してほしい。でも、たとえ1カ月2カ月レッスンを休んでも、そんなのはいくらでも取り返せるから、また心に余裕ができた時にピアノのことを考えてくれたっていい!そんな気持ちを、生徒さんたちに、また保護者の方たちに、伝えていきたいです。

 

オンラインだとどうしても微妙に時差ができてしまい、生徒さんの演奏に合わせて歌ったり手拍子を取ったりできません。早く皆さんの演奏を聴きながらレッスンできる日が来るといいな、と心から願っています。

2019年

9月

20日

大切な仲間と

9月上旬に、旧知の仲間と地元の千葉でミニサロンコンサートを開きました。独身の頃から一緒にやっている、木管アンサンブルのメンバーです。

 

メンバーそれぞれが仕事や家庭に忙しく、私も地元を離れてしまったこともあり、年に1回ずつ細々と集まっては懇親会中心の練習(笑)をしていましたが、結成20周年を迎え、記念に何かやろう!ということで今回の会を企画しました。

 

ここ半年くらい、飲み会なしでの練習(!)を重ね、先生を招いてアドバイスも頂きました。木管のメンバーはそれぞれ、市民オケなどに所属して活動しているのですが、ピアノは基本的に一人で演奏することが多く、こうした他楽器とのアンサンブルの経験はとても貴重で、そして楽しいものです。

 

演奏した曲目は「ピアノと木管のための五重奏曲(リムスキー=コルサコフ)」「ピアノと管楽のための五重奏曲K.452(モーツァルト)」「さんぽ(久石譲)」です。当日は家族や仲間たちが聴きに、またお手伝いに駆けつけてくれ、温かい雰囲気の和やかな会になりました。台風被害で大変な思いをした方たちも来てくれました。休憩時間にはおいしいお茶とケーキで懐かしい人たちとの話もはずみ、忘れられない一日となりました。

 

楽器をやっていたからこそ出会えた仲間、人とのつながりに感謝です。またやろうね!と約束してお開きになりました。メンバー全員がシニアになる前にまたやりたいな。みんなありがとう!

2018年

11月

08日

表現力を磨きたい

またまた久しぶりの更新になってしまいました。

 

先日、母校(お茶の水女子大学)の同窓会主催の行事に、音楽科卒業生有志の合唱団として参加してきました。

歴史の古い大学なので、合唱団のメンバーは大先輩ばかり。合唱団の指揮をして下さったのも、経験豊かな大先輩でした。

 

本番前の練習。指揮者の方が「ここは、ひとつひとつ音をポツポツと歌うのでなく、なめらかにつなげて歌って下さい。階段でなく、エスカレーターの感じで」と言われたのを聞いて、うまい表現だなぁ!と感心しました。その一言で、その部分がとてもきれいに歌えるようになったのです。

 

早速、翌週のレッスンでそれを使わせてもらうことにしました。

これまで「音をひとつずつ弾くんじゃなくて、横につなげるように弾いてごらん」などと生徒さんに言っていたのですが、なかなかうまくいかないと感じていましたが、「階段じゃなくてエスカレーターみたいに弾いてみて」と言ってみるとあら不思議!とてもきれいなレガートで弾いてくれました。先輩に感謝です。

 

そしてまた別の日。練習曲の注意書きに「たっぷりとした感じで弾きましょう」とありました。低学年の生徒さんに「意味わかる?」と聞いてみたところ、「・・・分からない」・・・確かに。どう説明したらいいんだろう、と思っていたのですが、突然ひらめいて「マツコ知ってる? マツコが弾いてるみたいに弾いてみて?」と言ってみたところ、まさに私の思っていた通りの「たっぷりとした音」で弾いてくれました。やった!

マツコさんの、単にビッグサイズというだけでない、どことなくゆったりと優雅な感じが、そこで出したい「たっぷりとした音」というのにぴったりだと思ったのです。

 

ピアノの音をどう出していくか、単に「大きい音・小さい音」「長い音・短い音」というだけでない音をどう作っていくか、というのを考えたり、伝えたりすることはとても難しいことだと日々感じています。ピアノを教えるということは、それをうまく伝えていく表現力をつけることでもあるんだなと改めて感じました。

そうした表現力の引き出しを、たくさん持っていきたいと思います。

2018年

3月

10日

近況

ここ数か月忙しくしており、こちらも放置ぎみになってしまっていましたが、生徒さんたちは変わらず元気にレッスンに通ってきてくれています。

 

2月から、春に行う発表会の曲の練習を始めています。

教室を始めたばかりの頃は、生徒さんも小さくて初心者ばかりで、発表会の選曲も童謡やもっとも簡単な曲集から行っていました。2~3年そのようなことが続き、もう少し大きな曲や、他の先生の発表会で取り上げられるような曲を横目で見ながら(笑)「あぁ、いつになったら私の生徒さんたちがこういう曲を弾いてくれるのかしら・・・」と思っていました。

 

でも今回気がつくと、そうした初心者向けの曲集はホコリをかぶっていて、「これはまだまだ使わないよね」と思っていた曲集からいくつも選んでいることに気がつきました。

あんなに簡単な曲が弾けなかった子がこの曲を、とか、あの一小節のリズムに四苦八苦していた子が「全体がリズム命!」みたいなこの曲を弾けるようになったんだ、とか、発表会の選曲を通して皆さんの成長を改めて実感しています。

 

もちろん、今回初めて発表会に参加する、可愛らしい生徒さんたちもいます。

普段のレッスンよりちょっと難しい曲を、一生懸命頑張っています。

みんながぐっと成長し、そしてご本人やご家族のよい思い出になる発表会になることを願って、一緒に頑張りたいと思います。

2017年

6月

19日

2017年度 発表会

すっかり遅くなってしまいましたが、先月の発表会の様子です。

 

発表会も今年で5回目。今年はこれまでで一番多くの生徒さんが参加してくれました。第1回の時に、可愛い童謡を弾いていた生徒さんが、立派な長い曲を堂々と弾いてくれるようになりました。今年初めてで、ちょっと緊張しながらステージに上がった人もいます。2回目、3回目の人は、昨年より難しい曲に挑戦しました。

 

思い通りに弾けた人、ちょっぴり悔しい思いをした人、いろいろでしたが、全員が充実したとても良い笑顔だったのが心に残っています。みんなよく頑張りました!

2017年

1月

26日

この時期の恒例

ずいぶんブログを放置してしまいました(汗)

 

年末年始が慌ただしく過ぎ、恒例の「発表会の曲決め」の時期がやってきました。

昨年・今年と、発表会の曲を決めるにあたり、生徒さんたちに私からの候補曲リストをお渡しし、ご自宅でYouTubeなどを見て、弾きたい曲を選んで頂くようにしています。CD等を探さなくても簡単に家で演奏動画が見られるようになって、便利な時代ですね。

 

この候補曲を選ぶのがとても大変で、楽譜を積み上げて生徒さん一人ひとりの顔を思い浮かべながらウンウンうなりながら考えています。今年は2日間かかりました(^^;)

 

先週のレッスンでリストをお渡しし、今週次々と持ってきてくれています。皆さんおうちでご家族と一緒に検討してくれたようで、ご家族一緒に楽しみながら「どの曲がいいかな?」と選んでくれた様子がお母様方のコメントから伝わって来て嬉しくなりました。普段「練習やりたくなーい」と言っている生徒さんも、発表会の曲になると「難しい方の曲を選んだ!」と胸を張って言ってくるのが、可愛くもあり、心の中で「よし!うまくいった!」とひそかにガッツポーズをする瞬間でもあります(笑)。

 

みんな頑張ろうね!

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2016年

8月

29日

モーツァルトとタイガース

夏休みももうすぐ終わりますね。

 

先日、阪神タイガースファンの家族に付き合って、甲子園球場へ阪神戦を見に行ってきました。

横浜スタジアムでのビジター戦は何回も行っているのですが、本拠地甲子園は全く別物!

球場の外も中も、タイガースカラーの真っ黄色で埋め尽くされていて、プロ野球界トップクラス(?)と言われる応援にタジタジでした(汗)

 

話は飛ぶのですが、以前モーツァルトの「トルコ行進曲」について調べていた時のこと。「トルコ行進曲」は、当時世界一強いと恐れられていたオスマントルコの軍楽隊の演奏に着想を得て作曲されたと言われています。この軍楽隊の特徴的なリズムが「ジャン・ジャン・ジャンジャンジャン」というもので、だから「トルコ行進曲」もそういったリズムで書かれているそうです。もうひとつ有名な「トルコ行進曲」にベートーヴェン作曲のものがありますが、これも、曲は違えど同じリズムになっています。

 

これを知って「ほ~!」と感心した私は、早速家族にその話をしました。

それを聞いた家族は「ん? そのリズムはどこかで聞き覚えが・・・ あっ!タイガースの応援のリズムだ!」と・・・(@_@)

 

たしかに・・・タイガースの応援にはいろんなパターンがあるのですが、「かっとばせー だーれだれ(選手の名前)」のような掛け声から、選手それぞれにある応援歌、それから球団の応援歌「六甲おろし」まで、どれもが「ジャン・ジャン・ジャンジャンジャン」というリズムに乗って演奏(?)されるんです。

 

タイガースとモーツァルトの意外な共通点・・・さらに思い起こしてみると、タイガースに限らず高校野球の応援とか、さらには誰かを応援するいろんな場面でこのリズムを耳にするような気もしてきました。うーん、なぜなんでしょう?人間の本能のどこかに根ざしたリズムなのでしょうか。

 

特にタイガースファンというわけではない私は、甲子園球場で「ジャン・ジャン・ジャンジャンジャン」のリズムで熱狂的に応援する皆さんを見ながら、そんなことを考えていました。

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2016年

5月

31日

2016年度発表会

5月の初めに、2016年度発表会を行いました。今年も、生徒の皆さんや保護者の方々を始め、会場スタッフの方など皆さまのご協力の下、無事に終えることができました。

 

譜読みから始まってこの日まで約3か月間、みんなそれぞれによく頑張りました。

ひとつの曲にこれだけ長い時間をかけて取り組む機会は普段はないので、苦手なテクニックの部分練習や手や腕の使い方、それから音の出し方や曲の表現まで、じっくりと練習する良い機会になりました。難しい箇所の部分練習メニューを作ってお渡しし、頑張って練習してきて弾けるようになったこと。曲のイメージを一緒に考えて、絵を描いてもらったこと。レッスンでの演奏を録音して一緒に聴き、「ここがイマイチだね」と確認しながら練習したこと。それぞれの生徒さんとの、この日までの山あり谷ありが思い出されて、舞台裏で皆さんの晴れ姿を見ながら胸にぐっとくるものがありました。舞台を終えて帰ってくる生徒さんたちの笑顔を舞台袖で迎える瞬間が、私にとっての発表会での一番うれしい瞬間です。

 

そして、発表会が終わった後も「発表会効果」を感じています。発表会で大きな生徒さんの演奏を聴いて「自分もあの曲が弾いてみたい」と目標を持った人。発表会の練習を通して練習する習慣がつき、めきめき上達した人。来年はもっと難しい曲を弾くんだ!と、いつもより多くの曲を練習するようになった人。発表会後のレッスンでそういった姿を目にすると、大変だったけれどやって良かったな・・・と思います。

 

またひとつ気持ちを新たにして、日々生徒さんたちと一緒に成長できればと思います。

 

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2016年

3月

06日

年に一度の・・・

昨日は、年に一度の集まりのため、2時間かけて独身時代に暮らしていた地元に行ってきました。かれこれ20年近く前(!)からの、木管アンサンブルメンバーとの集まりです。このメンバー、私の結婚式の時にも演奏してくれたんですよ(*'ω'*)

 

遠くてなかなか会えないのですが、顔を合わせて一緒に音を出せば、すっと馴染めるのが嬉しいです。木管の4人は、それぞれ市民オーケストラなどに所属していますが、ピアノは基本的にソロ楽器。このように他の楽器と一緒に合奏するのはとても楽しくて、大切な仲間です。モーツァルトやベートーヴェンなど次々と2時間ちょっとやって、みんなヘロヘロになっていましたが(管楽器は息を使うので大変ですね~)、私はまだまだいけるよ~!という感じでした。

 

とは言え、お昼もだいぶ過ぎてお腹もすいてきたので、名残惜しいけれど後片付け。その後は恒例の宴会で、これまた話が尽きず、帰宅が少し遅くなってしまいました。みんなそれぞれ環境が変わっても、こうして集まって一緒に音楽をできることに感謝です。また来年(かな?)!

 

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